八ヶ岳をスノーシューで

リョウマ

2012年01月22日 14:46

八ヶ岳をスノーシューで歩こう。
ベテランのリーダーに引率された、いつものメンバーでの山行です。
9:40 ピラタス蓼科ロープウェイに乗車ーー 10:00 山頂駅
 

 スキーゲレンデの向こうは、蓼科山です。
 ロープウェイの中からは遠くの南アルプス・中央アルプス・御岳山・
 北アルプスが よく見え、絶好の登山日和です。


 山頂駅(2,237m)から、スノーシューを着けて出発。
 今日一日は、天気が良いとの予報なので、縞枯山へ足を延ばす
 ことになりました。


まもなく、縞枯山荘が見えてきました。
山荘の前は、雪原になっていますが、雪のない時は、湿原らしく立ち入り禁止です。


登山道は、スノーシューには勾配の急な直登の道でしたが、
思ったより早く、稜線が明るくなっているのが分かり、楽に登れた感じです。
11:10 縞枯山(2403m)の稜線に到着です。 


展望台からは、南八ヶ岳の 編笠岳・赤岳・阿弥陀岳などの峰々がみえます。
稜線のシラビソなどの樹木は枯れていますが、次の世代が育っています。


茶臼山方面に下り、五辻を経由して、ロープウェイの駅まで戻る途中、
樹木へのシカの食み跡が目につきます。 この新しい傷は今冬のもので、
薄い形成層をぐるりと食べられると、木は枯れるのです。沢山の食み跡を見る
増えすぎたシカを間引く必要があると感じるのです。

そうは言いながら、車での帰途に、道路を横切ろうと雪の林中で待っていた
シカの可愛い姿に感動させられたりもするのです。

途中で、今日の目的地「北横岳」の山並みが見えます。
 

五辻で昼食をとり、ロープウェイ駅へ着いたのが、13:30でした。
  
山頂駅からは、スキーヤー達が次々とコースへ出ていきます。

縞枯山周辺の案内板です。


いよいよ、坪庭を経由して北横岳へ向かいます。
岩石と盆栽のような樹木が坪庭のような広がりを見せるのです。


登りにかかり、熟年の男女ペアとすれちがいました。
アイゼンを着けています。 慣れているらしく、足早に下っていきます。


15:20 北横岳ヒュッテ(2400m 40人収容)に到着です。
明日は雪降りになりそうですから、休まず山頂に行ってきます。 


シラビソの樹林帯を登ります。この辺りは、積雪量が多いようです。


北横岳(2480m)の南峰・北峰に行きました。
もう雪が降りだして、眺望が効きませんが、今日のうちに来てよかったです。

これは、岩の隙間から吹き出す風が凍った 結晶 だそうです。
登山道の脇にありました。



16:30 北横岳ヒュッテ到着 今日の歩行数は16、000歩でした。

薪ストーブの周りで、ヒュッテのオーナーも加わり、
ビール・コーヒー・持ち寄りのつまみで、ゆっくり談笑します。
オーナーの写真ブックを見せてもらったり、楽しいひとときでした。
翌朝は、6:00起床 7:00朝食  8:00出発です。
前夜から雪は降り続いていますが、積雪は20cm程度か?

新雪を踏んで、ヒュッテ近くの「七ツ池」を歩きます。
ここ、池の氷の上は歩いて良いのです。
広い雪原を、思い思いに歩きまわり、ふかふかな雪の感触を堪能しました。


帰途に着きます。先頭を交代しながら、つづら折りの道を下ります。



 

坪庭も、積雪量が大分増えてます。雪が舞う中を慎重に歩きます。


山頂駅からロープウェイに乗り、ピラタスの乗り場へ向かいます。
山頂駅の方向は、雪で霞んでいます。


10:00着 今日の歩行数は、約5、000歩でした。
まだ少し余裕がありますが、「八ヶ岳の晴と雪」 二つの顔に触れることが
できた幸運に感謝し、帰途につきます。
帰り道に寄った、「小斉の湯」は、良かったです。
紅葉の頃、また訪れたいところでした。
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